今回の工事は、伊豆の国市のK様の浴室改修工事です。
木造在来工法の石造りの浴槽から漏水しているということで、メンテナンスの楽なLIXILの洋風バスへの変更及び腰下石張り部分をタイル張りに変更。
冬季の入浴時に足が冷たいのを解消したいということで、床のタイルは、サーモタイルを採用しています。
当初、石張りの浴槽の防水が切れて漏水しているということで、今回の工事となりましたが、浴槽に水を張っていなくても漏水しているところから、給水管からの漏水が予想されました。
このように、常に漏水して濡れている状態は、まず間違いなく給水か給湯から漏れています。
今回の工事で浴槽を壊して下地の状態にしても、漏水が止まりませんでした。やはり、給水です。しかし厄介なことに漏水箇所が特定できません。給水給湯管共に隣の脱衣室の床下から飛び込んでいたので、土間配管の部分は捨てて新規に外から露出で配管することにしました。
ところが、床下からの飛込み部分を止水したにもかかわらず浴室の給水給湯共に止まりません。なんと別経路から来ていたのです。悪いことに土間コンクリートの中に・・・
止水した部分は、既に使用していない部分でした。(もともと別に水栓があったそうです。)
漏水を止めないことには工事が進まない為、工事予定を変更し土間コンクリートの解体です。
斫り出して給水給湯管を追っかけていくと給水管(HIVP)の継手(エルボ)部分が仮挿し状態(接着剤の付け忘れ)でした。
土間の中にあったので、完全には抜けずに少しずつ漏れていたというのが今回の真相でした。
早速、配管を復旧!!
そして左官工事に進んでいきます。
そして、ポリマーセメント型防水工事
住んでいるところの防水は養生期間を極力少なくする意味から、この防水を選定!
後の工事は、順調に進んで予定日より2日遅れで完成しました。
K様、ありがとうございました。